パリ郊外ポタリング

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パリからチョット足をのばせば...

 世界一多くの旅行者が訪れるのは、フランスのパリだと言われています。
 実際パリの町中には数百年もの長い年月を経た建築物が、あたりまえのように立ち並び、美術館や博物館がこの狭いパリ市に集中しています。
 日本人旅行者の間でも、老若男女を問わずパリの人気は高いようですね。しかしながら、多くの旅行者がパッケージ・ツアーでパリを訪れ、忙しく名所旧跡を回ったあと、息つく暇もなく次の観光地へ、あるいは次の国へと先をいそいでいるのが現状です。

 パリでは、町並や美術館はもちろん、エッフェル塔・凱旋門・公園など、様々な美しい物に出会えますが、パリがフランスの全てではありません。それは、東京が日本の全てではないのと同じ事です。ちょっと勇気を持って足をのばしてみれば、パリから数十キロのところに緑豊かな森があり、田舎の町並みがあり、民話に登場する宮殿があります。
 たった一日、フランスを自転車で旅することで、あなたのフランスに対する印象は驚くほど違ったものになるでしょう。

 幸い、パリには多くのレンタル・サイクル・ショップがあり、外国人旅行者でも気軽に借りることは可能です。また、驚くべきことにフランスの国鉄(SNCF)では、自転車を分解しなくても、そのまま運ぶことができる列車を走らせているのです。
 朝夕の混雑する時間帯と、時刻表に自転車マークのない車両には乗せることができないという制限はありますが、「分解・パッキング」という手間を考えると、画期的なシステムといえるでしょう。日本でも、制限付きでも良いから、早くこんなシステムが誕生してほしいものです。
 と書いているところに、新しい情報が入ってきました。群馬のバスと三重の私鉄で、自転車をそのままの形で運べる路線を始めるそうです。JR北海道も手回り品切符が必要ですが、そのまま乗せる事ができるようになるそうです。もちろん、すべての列車に乗せれる訳ではないと思いますが、今後どんどんとこんな路線が増えていけば、自転車での旅も今まで以上に気軽で楽しいものになるでしょう。JRのこれからの対応に期待したいですね。

 

 

パリの自転車・交通事情

バイクや車に負けまいとスタート・ダッシュ!  パリ市街では、自転車専用レーンが主要道に設けられています。交通システムとしては素晴らしい考え方で、良い手本にはなります。

 しかし、残念ながらパリの自動車ドライバーは日本のドライバーほど、丁寧ではありません。ですから自転車専用レーンがあるからといって、そこを走っていれば、安全というわけでは決してないのです。自動車が自転車専用レーン上に駐車し、行く先をふさいでしまっているている場合も少なくありません。
 歩道は歩道で、車道より1段上がっており、自転車でそこを通るとしても歩行者とスムーズにすれ違えるほど広くないことがほとんどです。

突然路駐の車に出会うこともしばしば  そのため、パリの町中を走るのは、日本の大都市の「車道」を、自動車と一緒にスムーズに走れる人にしか勧められません。
 実際パリにも車と一緒になって元気に走り回っている人がいますが、彼らは男女を問わず、手旗信号を習慣として出せる人が多く、うまく車とコミュニケーションをとっているように見えます。

 

 

レンタル・バイク情報

 しばらくお世話になっていたパリの友人宅で、「レンタル・バイクの店知らない?」と尋ねてみました。すると彼は、早速”ミニテル”で調べてくれました。ミニテルとは、フランスが誇る情報端末で、日本の”キャプテン・システム”と違って、一般家庭に深く浸透している便利なシステムのようです。
 検索してみると、やはり自転車の本場フランス。多くの自転車屋や、レンタルショップがリストにあがってます。この中でも、友人の家から近いところをピックアップし、実際に行ってみることにしました。

TARIFF(料金表)
5時間 75 F
1日 10:00〜19:00 90 F
24時間(平日) 115 F
24時間(週末) 195 F
3日間 215 F
1週間 420 F
2週間 600 F
3週間 690 F
1ヶ月 基本料金 760 F
保証金 2,000 F
(通貨単位はフラン/'97.7月現在)
-PARIS VELO Rent a Bike-
2 Rue Fer a Moulin 75005 Paris France
Tel.(01)-43-37-59-22
Fax.(01)-47-07-67-45
 "PARIS VELO"のご主人はとても気さくで、色々と相談に乗ってくれます。フランス語がだめでも、英語が通じます。英語がだめでも、目的は一つ「自転車を借りること」ですから、何とかなるでしょう。
 この店では、定期的にツーリングなんかも企画しているようで、サービスとしては、レンタル・バイク屋というより自転車屋に近いものがあります。
 僕は話のついでに、翌日に行こうと思っている「パリからフォンテーヌブロー」までのルートについて相談してみました。
「フォンテーヌブローに行くなら、パリ市街は走らないで、電車に乗って行く方が良いよ! 車はいっぱい走ってるし、主要道はみんな結構飛ばしてるからね。すごく危ないよ!」
とのアドバイス。やはり大都市はどこも危険なようです。

 ここでレンタルできる自転車の方は、どれも驚くほど新しいものばかりで、整備の方もしっかりされているようです。それほど高価な自転車は置いてませんが、いわゆるMTBとロードレーサー・タイプの自転車がそろっています。
 自転車のほかには、工具やバック・ヘルメット等も扱っているので、日本から持参するのは、ウェア類やファースト・エイドのキットぐらいでしょう。FAXによる予約も受け付けており、この場合料金決済はクレジットカードでの前払いになりますが、割引があるようです。
 なお、借りるときにはパスポートやIDカードが必要とのことでした。
 夏期は、次の列車の駅にも支店を出しており、営業しているようです。
  ・Gare de I'Est(東駅)
  ・Gare de Montparnasse(モンパルナス駅)
  ・Gare de Austerlitz(オーステルリッツ駅)

 また、パリの西部にある「ブローニュの森」を散策していると、"Paris Cycles"という露天のレンタル・バイク屋を見つけました。ここは露天ということもあってか、自転車の程度はそれほど良くないようでした。森の散策や、パリ市内を走るぐらいならまったく問題ないでしょう。
 SNCF(フランス国鉄)の"TRAIN+VELO(トラン・プリュス・ベロ)"というシステムもあり、自転車の程度は見ていないので分かりませんが、レンタル料金は”1日3・40F”と比較的安いです。

 

フォンテーヌ・ブローの森へ


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